来宮神社(來宮神社:きのみやじんじゃ)は鳥居をくぐって参道から本殿、奥の大楠まで緑と水が豊かな神社で、古くから来宮大明神と称し、来福・縁起の神として古くから信仰されてきました。
来宮神社
鳥居から大楠(おおくす)まで
鳥居をくぐると左手に「手水舎(ちょうずしゃ)」、奥には赤い鳥居が連なる「来宮稲荷明神(きのみやいなりみょうじん)」があります。
右手には樹齢1300年を超える「第二大楠(くすのき)」があり、この大楠は約300年前に落雷にあい幹の中身がなくなったそうです。それでも枯れず生き続け、今も青々とした葉が生いしげっています。
階段を上ると本殿、参集殿、斎館がある広い参道に出ます。
参集殿は御朱印受け付けやお守(まも)りの授与所となり、併設されたカフェ「茶寮 報鼓(さりょうほうこ)」には、麦こがしにちなんだお菓子や静岡みかん100%のジュースやコーヒーがあります。
熱海では「麦こがし」に触れ、食することにより無病息災・身体健全になると言い伝えられており、毎年7月14日~7月16日まで「こがし祭り」という来宮神社例大祭が行われます。
参集殿から大楠までの参道「楠への小路」には孟宗竹(もうそうちく)やヤツデ、コグマササなど、祝いや災い除けという意味を持つ日本古来の植物を植栽しています。
「楠への小路」を抜けると目の前に大楠があらわれます。
大楠は樹齢2000年以上。環境省の調査では、全国2位の巨樹という認定を受けています。
1850年ごろ漁業権をめぐる事件があり、訴訟費等捻出のため5本の楠が切られてしまいました。この大楠も切ろうとしたところ白髪の老人が現れ、大鋸が真っ二つに折れ、と同時に老人が姿を消したそうです。それからは「神の魂にお降り願う木」としてあがめられてきました。
2000年経った今も成長し続け、超越した生命力を有することから、大楠を一周することにより寿命が延びると信じられています。
また、願い事を心で唱(とな)えながら一周すると、願いが叶(かな)うともいわれています。
その他境内施設
【大楠五色の杜(もり)】
奉納行事の舞台、神前結婚式や披露宴、屋外展示場として使用されます。イベントがないときは自由に利用できる休憩施設になります。
【お水取り】
健康成就・運勢開運のご利益があるとされます。
初穂料1,000円/回
【来宮弁財天】
本殿向かって右手に位置し、開運出世祈願にご利益があるとされます。熱海芸妓(げいぎ)さんが芸能上達祈願に参拝する場所として知られています。
来宮神社概要
- 住所
- 静岡県熱海市西山町43-1
- 電話
- TEL.0557-82-2241
- 参拝時間
- 9:00~17:00
- 来宮神社境内と大楠周辺のライトアップ
- 17:00~23:00
- 交通
- 来宮駅より徒歩約5分
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