ごあいさつ

1985年2月5日のオープン以来、数々のリニューアルを行いながら四半世紀以上の長きの間を大過なく過ごすことができました。 これもひとえにご利用いただいた多くの皆様のおかげと感謝し、心から御礼申し上げます。
「ニューさがみや」をオープンするにあたって、創業者がお客様へ向けてご挨拶させていただいた言葉があります。
以下、大塚実の著書より文章を一部抜粋

いま、日本人は豊かになっており、生活水準も高くなっています。だが、それでいて毎日の生活は、物質的には恵まれていても、心は潤いのないまことにお粗末な状態にあると思います。

古来より衣食足りて礼節を知る、と申しますが、今や飽食の時代で、衣食は有り余る程にありながら、それをしみじみと味わうこともなく、又それだけの心のゆとりもない様に感じます。しかし、私たち中高年者にとっては、時には都会の喧騒を離れ、静かな雰囲気の中で、生きていることの喜びを深く味わいたいとも思うし、又、そういう心の潤いを求めているのではないでしょうか。

私も長い間そういう心のふれ合う安らぎの旅館を求め続けていただけに、この度、自分がホテルを経営する立場になったとき、是非そんなホテルを作ってみたいと思いました。 そして次のようなことを考えました。


先ず海の眺望を活かすこと。 伊豆山海岸の自然を活かし、客室も大浴場もすべて海に面して配置し、しかも窓は広くとり、海の見えない裏部屋は一つとしてない様にいたしました。

又、静かな離れ家の良さを求め、客室間の防音には特に留意いたしました。

いうまでもなく、リゾートホテルにとって料理は最も重要なものなので、当然ながら最大の注力を払っていきたいと考えております。同時にその料理を十二分に活かすためにも食器には充分な気を配ったつもりでございます。


従業員の温かい気配りと人情の細やかさに触れていただいて、失われた日本の心「いで湯の情け」といったものを心ゆく迄味わっていただきたいと思います。生きていることの喜びを感じ、そして「いつ迄も想い出に残る」そんな旅の一夜を提供したいと心から願っております。この宿に泊って、日頃の悩みや悲しみ、苦しみなどを少しでも軽くすることが出来たと云っていただければ、私の本望でございます。

この言葉を愚直に守り続けてゆくことが支配人の基本的な使命と考えております。 時代はさらに大量の情報とより早いスピードが求められておりますが、私ども宿のありかたの根本は変わることなく、日ごろの喧騒をはなれ安らぎのひと時をすごしていただくものと考えております。
これからも多くの皆様にご満足いただけますよう従業員一同精進してまいります。

今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。

ホテルニューさがみや 支配人

支配人 中川 勝仁

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